- ローリング療法について
- 2021/5/25
免疫力UPへ❗️【しこりって何?】&【爪の生え際は元気の素なり】
ローリング療法では硬結【しこり】の話をよくします。
骨格・筋肉・内臓・皮膚・血管・リンパ管はもとより、神経組織、ことに全ての慢性病に関係している自律神経を矯正し、硬結【しこり】を浄化し、機能を正常に復活させ、完全な健康体につくりあげていくものがローリング療法です。
Contents
しこりって何?
しこりとは、筋肉、筋膜、皮膚、その他の組織にできた硬い部分です。
できる原因は様々で、例えば骨折、捻挫、打撲等のケガをすると痛みを起こしますが、この痛みのインパルス(信号)は脊髄に送られ、この時脊髄の中で反射運動を引き起こします。
反射運動は血管を収縮(交感神経反射と云います)させて血液の流れを悪くし、筋肉を縮ませます(屈筋反射と云います)。
ひどい場合は肋骨にひびが入っただけで呼吸困難を起こすことさえあります。
この筋肉が縮んだ状態をしこりと言います。
ケガだけでなく、過度の緊張とか、ストレスとかの精神活動や、内臓の調子が悪くて反射を起こす、筋肉の使い過ぎ、過労等でも筋、筋膜にしこりを作ります。
このしこりの中には数年間そのまま存在する(筋、筋膜症候群と云います)こともあり、いろんな病気のもとになっています。
ローリング器はこのしこりを探したり取ったりするのに最適に作られています。どこでもローリング器を転がしてみて下さい。簡単に新旧色々な原因で体に出来たしこりが、わかると思います。
それが【しこり】です!
ゴリゴリして少し痛くありませんか?それがしこりです!
これは機械で言えば錆びついた状態です。錆びついたまま機械を動かすと必ず壊れてしまいますので、油をさしてあげなければなりません。
人体には油を注すことはできませんが、私たちの体の中には血液、リンパ液等、油の代わりになるものがあり、これらの流れをよくして錆びた所に油を注してあげましょう。流れをよくするのにローリング器は非常によくできています。
ころころ転がすだけで、さびた所を見つけて油を注してくれます。
ローリング療法では
様々な不調に対応した部位に発生したしこり(※1)をとっていく事で、どの関節が、どの筋肉が正常に動いていないのか、どの部分に発生したしこりが邪魔をしているのかを正確に見つけ出し、除去することで血流を良くし、自律神経を矯正し、不調を改善に導いています。
(※1)しこりとは。。全ての人体組織に存在し、筋肉の拘縮やコリ、むくみ、血液のうっ血、毛細血管の異常増殖などが複雑に絡み合い、影響しあって、しこりを作ります。
初めてローリング療法を受けられる方の大半に、くすぐったさが見受けられます。このくすぐったさを感じる部分は、体の中でも特に血液循環の悪い部分です。大抵は1~2回の治療でこのくすぐったさは消失します。
ローリング療法では、痛みを感じる部分より、くすぐったく感じる部分の方がより血行が悪いと判断されます。その証拠に、治療をしてくすぐったさが消えると、徐々に軽い痛みを感じるようになります。これはくすぐったさが取れたことで、一段階、血液循環が改善されたことを意味します。↓↓
爪の生え際は元気の素なり
東洋医学のツボは、体の各部にたくさん(約三百六十五穴)存在しますが、今回は爪の生え際(爪甲根部)の角から約2ミリ離れたところにある井穴(せいけつ)と呼ばれるツボを中心にローリングする方法を紹介します。
井穴はエネルギー(気血)が湧き出るツボと云われていて、ここの流れが悪くなるとその人の弱い所に症状が出てきます。
悪い所程痛みを強く感じます。(まれに逆に鈍くなっている時もあります。)
ローリング療法では、指間ローリング器を使用します。痛気持ちいい程度の刺激で10~20回位ローリングして下さい。
ローリング療法では体のどこにでもしこりが発生するという考えなので井穴のツボだけでなく爪の生え際から2ミリ離れた所を全体的にローリングしましょう。ローラーがない時は自分の使いやすい指で揉みほぐす様にして下さい。1日1~3回位実行して下さい(ローリング新聞より抜粋)
㊟ 必ず両側の10本の指を刺激して下さい。(足も入れると20本)特に手の薬指単独の刺激は避けて下さい。免疫力が落ちたり自律神経のバランスをくずすと云われています
ケガや傷、炎症などがある指はさけて下さい。わからないときは必ず担当の先生に聞いて下さい。