- ローリング療法について
- 2021/9/16
免疫力UPへ❗️【血液の不思議】その1
昨今、巷では「血液サラサラ」とか、「血行がよくなるように」とか、健康になるためのキーワードは「血」ですね。しかし血液とは大変不可思議で分からないことばかりです。
例えば、、、
〇血液は体の中を流れている時、固まると大変なことになります。
〇心筋梗塞や脳梗塞が代表的な病気です。
〇出血した時はすぐ固まって出血量を減らさなくてはならないのも血液です。
〇血は病気から体を守る要です。
〇細菌やウイルスが侵入してきても撃退してくれるのは血液です。
〇酸素や栄養分を体全体に運んでくれるのも血液です。
〇病気の原因も血液です。
〇性格の一部も血液が関係しています。
これから何回かに渡って、このすばらしく、不可思議な血液についてお話したいと思います。
Contents
【血液】の簡単なプロフィール🙋
血液は細胞成分と、血漿成分に分かれます。
~細胞成分~
〇「赤血球」身体に酸素を運ぶ
〇「白血球」「顆粒球」外敵からの防御機能を担う
〇「リンパ球」「マクロファージ」免疫機能担当
〇「血小板」止血の関与
~血漿(けっしょう)成分~
養分、蛋白、ホルモンビタミン、酵素等を含み運搬されています。
~血液の総量~
大体、体重の13分の1、約1分で全身をめぐります。
血液を調べると様々な病気がわかります。皆さんも何度か血液検査をされたことがあると思います。肝臓や腎臓等の内臓の病気、貧血、白血病等の血液の病気、中には膠原病や癌等もわかります。
血液検査のお話
今回は、一般ではあまり指摘されない血液検査の事をお話しましょう。
それは先ほど述べた白血球の中の顆粒球とリンパ球の比率についてです。皆さんも過去の血液検査表をちょっと見直してみてください。
色々ある検査項目の中で今回注目してみたいのは白血球の項目です。
総数4,000~8,000/mml
次に、好中球NEU、好酸球EOS,好塩基球BAS,リンパ球LYM、単級MONの5種類に分かれてそれぞれ%で数字が書いてあると思います。
最初の3つが、顆粒球で大体50~60%くらいを占め、次にリンパ球が30~50%くらいを占めます。
詳しい働きはここではふれませんが、顆粒球は主に細菌等が進入したときに食べて、膿のもとになったりします。
リンパ球は身体の防衛機能の中枢を務め、各細胞に命令したり、抗体を造ったりして身体を守っています。
白血球総数が正常であれば、各%が少々偏っていてもあまり問題にされません。
しかし最近新潟大学院医学部教授安保先生の研究により、顆粒球にはアドレナリン、リンパ球にはアセチルコリンの受容体が在ることが分かってきました。
自律神経=交感神経(アドレナリン)&副交感神経(アセチルコリン)
アドレナリンは自律神経の交感神経支配、アセチルコリンは副交感神経支配を受けています。
自律神経は、人間の意志とは無関係に体の働きを調節している神経で、その働きは呼吸から心臓の動き消化吸収、発汗、瞳の動きにいたるまであらゆる分野にわたっています。
昼間は交感神経が優位に働き、食事中や夜間は副交感神経が優位に働きます。
つまり活動的な昼間は、怪我等を負いやすくなるから細菌がいつ進入してもいいように顆粒球を増やし、食事中や夜はウィルスや食べ物と一緒に進入してくる異種蛋白に対応するためにリンパ球を増やします。
しかし現代では、昼夜逆転している人も多く、ストレスによって常に交感神経が優位に立ち、リラックス系の副交感神経が優位に立つことが少なくなっています。
この状態の人が血液検査をすると先ほど述べた顆粒球の割合が多くなり、リンパ球の割合が少なくなっていることになります。
つまり、免疫の中枢を司るリンパ球の働きが弱くなっており色々な病気を起こす原因になっている可能性があるのです。
又、顆粒球は細菌を食べて殺すために細胞内に活性酸素を含んでいます。この顆粒球寿命が2~3日と短く、この数が多いと言う事は、顆粒球が生まれ変わるたびに多くの活性酸素を体内にばら撒くことにもなり、これも体調を崩す原因になります。
もし血液検査表を見てリンパ球の割合が20~30%前半の方がいたなら、病気になりやすい状態かもしれません。
夜は早めに寝て睡眠時間を十分にとり、人との争いをなるべく避け、なにか楽しい事をしましょう😊
そして、ローリング療法を試してください。ローリングは指の先から、からだ全体を刺激します。この少し痛い、だけど気持ちよい刺激、そしてくすぐったさをなくすことが実は副交感神経を優位にする効果があります。様々な病気の回復に必ず役に立つことと思います。
次回の血液の不思議、テーマは「不安と怒りは血を固まらせる?」です。(ローリング新聞より抜粋)
ローリング療法は🙆
ローリング療法は、全身の各所に発生したしこり(*1)をとっていく事で、どの関節が、どの筋肉が正常に動いていないのか、どの部分に発生したしこりが血液・体液の流れの邪魔をしているのかを正確に見つけ出し、除去することで血流を良くし、予防や不快症状に伴う緩和のお手伝いをしています。
(※1)しこりとは。。全ての人体組織に存在し、筋肉の拘縮やコリ、むくみ、血液のうっ血、毛細血管の異常増殖などが複雑に絡み合い、影響しあって、しこりを作ります。
初めてローリング療法を受けられる方の大半に、くすぐったさが見受けられます。このくすぐったさを感じる部分は、体の中でも特に血液循環の悪い部分です。大抵は1~2回の治療でこのくすぐったさは消失します。
ローリング療法では、痛みを感じる部分より、くすぐったく感じる部分の方がより血行が悪いと判断されます。その証拠に、治療をしてくすぐったさが消えると、徐々に軽い痛みを感じるようになります。これはくすぐったさが取れたことで、一段階、血液循環が改善されたことを意味します。↓↓