- ローリング療法について
- 2021/6/22
免疫力UPへ❗️頭痛①【偏頭痛】のお話
〇肩こり・首こりがひどくなると頭痛がする
- 〇デスクワークが多く、目が疲れてくると頭痛がする
- 〇天気が悪くなると頭痛がする
- 〇頭痛薬が手放せない生理の前後に頭痛がする
当院ではこのような頭痛の症状でお悩みの方が来院されています。
Contents
ローリング療法では
ローリング療法は、【頭痛】に対応した部位に発生したしこり(*1)を取っていくことで、
どの関節が、どの筋肉が正常に動いていないのか、どの部分に発生したしこりが邪魔をしているのかを正確に見つけ出し、除去していくことで血流を良くし【頭痛】を改善に導きます。
お悩みの方の多くは、片頭痛、緊張型頭痛、群発性頭痛の3つの頭痛が主流となります(一次性頭痛)
ころころ整院では、頭痛の中でも、日本人に最も多いと言われている【緊張性頭痛・生理周期】の頭痛に対しての施術を行っております。⚠️それ以外の方(二次性頭痛・・・原因のある頭痛や命にかかかわる頭痛)に施術は行えませんので、専門的な医療機関を受診されることをお勧め致します。
(※1)しこりとは。。ローリング器で人体をくまなくローリングすると、体中にたくさんのしこりを見つけることができます。しこりの形状は実に多種多様で、肩こりのコリのような分かりやすいものから、体の奥深くの筋肉にできているもの、皮膚表面、関節の隙間、耳たぶ、指先にできるものなど実にさまざまです。特に、皮膚表面や耳たぶ、指先などのしこりは、ローリングをしてみないと発見が難しいほど細かいものなのです。しこりのできる原因は、ストレスで身体にいつも余計な力を入れている為に筋肉が慢性的に疲労している為や、内臓病変の反射、怪我の後遺症、疲労、スポーツ後の筋肉痛の放置等、いくらでもあるでしょう。できたしこりは自然に回復してくれるものもありますが、いつまでも身体に存在すると、色々な症状の原因になります。
初めてローリング療法を受けられる方の大半に、くすぐったさが見受けられます。このくすぐったさを感じる部分は、体の中でも特に血液循環の悪い部分です。大抵は1~2回の治療でこのくすぐったさは消失します。
ローリング療法では、痛みを感じる部分より、くすぐったく感じる部分の方がより血行が悪いと判断されます。その証拠に、治療をしてくすぐったさが消えると、徐々に軽い痛みを感じるようになります。これはくすぐったさが取れたことで、一段階、血液循環が改善されたことを意味します。↓↓
頭痛とは?
頭痛は、日本人の約40%が経験していると言われています。
頭痛と言っても、痛みの強さ、痛くなる場所、痛みが続く時間等、人によって異なります。
頭痛は、色々な原因によって引き起こされるため、現れる症状も異なるのです。こうした頭痛の中には、放って置くと生命に関わる危険な頭痛もあります。生命に関わらなくても、とても辛く耐え難いのが頭痛です。
まずは、生命に関わる頭痛、そうでない頭痛の種類についてお話しましょう。
二種類の頭痛
頭痛は大きく、一次性頭痛と二次性頭痛の二つに分けることが出来ます。
一次性頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、群発性頭痛があります。
二次性頭痛は、脳や体に病気があって起きる頭痛で、危険を知らせる頭痛と言えます。
この、危険な二次性頭痛は、突然起きる強烈な頭痛、だんだんと酷くなる頭痛、高熱を伴うもの、眠気や吐き気を伴うもの、視力の異常や体の麻痺を伴うものなどが、これに当たります。これらの頭痛が知らせてくれる病気としては、クモ膜下出血、脳梗塞、脳腫瘍、髄膜炎、急性クモ膜下出血などなどです。これらの頭痛は、体の異常を知らせてくれる危険な頭痛なので、すぐに病院に行ってください。
【片頭痛について 】
では、改めて、一般的な一次性頭痛群、片頭痛について説明致します。
いまや頭痛持ちの代名詞ともなっているのが、この片頭痛です。
部位としては、頭の片側のこめかみから眼の辺りに起きます。酷くなると頭全体が痛みます。片頭痛という名前から、片側だけが痛むものと思われがちですが、実際には約40%の人が両側に出る頭痛です。中には、後頭部が痛む片頭痛もあります。痛み方は、脈を打つように「ズキンズキン」または「ガンガン」と痛みます。
頭の中に心臓があるようだと言われる方もおります。痛みが酷くなると、拍動感が無くなり、持続的な痛みとなります。
●片頭痛のプロフィール●
・月に平均2~6回、発作的に痛みが起こる
・女性に多い頭痛で、男性の約4倍
・発作的に起こるのが特徴
・4~72時間くらい持続する
・思春期頃から多くなり60歳前後で少なくなり、30歳前後がピークと言われている
・痛みが酷くなると、吐き気がしたり、吐いたりする
・遺伝病では無いが、親子で体質が遺伝しやすい。特に母娘間で、体質の遺伝が多い傾向
片頭痛の特徴
片頭痛の特徴として、前兆が現れる場合もあります。一番代表的な前兆は閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれるものです。
ギザギザして見えたり、星のようなものが見えたりします。この前兆は約20~30分ほど続くことが多いようです。前兆の間は、頭痛の症状は無く、前兆が終わるとともに、ひどい頭痛が起こることが多いようです。また、生あくびが出たり、イライラして情緒不安定になったり、空腹感を感じ甘い物を無性に食べたくなったりするなど、人によって様々なかたちで予兆がみられます。
【片頭痛はなぜ起こるのか? 】
血管と神経が一緒になって、血管の内と外で起こるもので、血管の拡張と炎症が頭痛の原因と言われています。
片頭痛は、こめかみから眼の奥にかけて、脈打つようにズキンズキンと痛むのが特徴ですが、これはこめかみにある動脈や脳の血管が拡張し、血管の周りにある三叉神経が刺激されることにより、頭痛が起こるためとされています。
なぜ頭部の血管が拡張し、頭痛が起きるのかについては、幾つかの説があります。血管説、神経説、三叉神経血管説などで、三叉神経血管説が最も有力として、注目されています。
■血管説■
・セロトニンは血液中の血小板の中にある物質で、動脈を引き締めて収縮させる物質です。
・セロトニンは、ドキンドキンという拍動の度に、動脈の周りを取り囲んでいる神経を引っ張り、ズキンズキンとする頭の痛みを引き起こします。
■神経説■
・脳の特定の部位に、神経活動の抑制が起こり、周囲に広がって前兆が起こります。
・さらに頭部を支配する三叉神経が刺激されて頭痛が起こるという説です。
■三叉神経血管説■
・ステップ1→何らかのきっかけにより、血管の周りの神経(三叉神経)が刺激されます。
・ステップ2→三叉神経が刺激され、炎症や痛みを引き起こすとされるP物質(GRP…サブスタンスP)が頭の血管に放出されます。
・ステップ1で話しました何らかのきっかけとは、次のようなものがあります。ストレス、人ごみ、生理、眩しい光、アルコール、特にワイン、チョコレートなどの食品など。
以上が、片頭痛の大まかな概要ですが、その原因ははっきりしていません。
ホルモンのバランスが悪くなる為、生理の前後は片頭痛が起き易くなります。頭痛持ちの人は、症状が悪化する為、ピルは飲まないようにとよく言われます。
それもやはり、ピルは女性ホルモンの一種なので、ホルモンバランスが崩れてしまうためでは無いでしょうか。また逆に、妊娠中は片頭痛が消えると言われています。これも妊娠によるホルモンの変化が関係していると考えられますが、詳しいメカニズムは明らかにされていません。
【片頭痛が起きてしまった時には】
日常生活で、規則正しい生活リズムを保つことが何よりです。
睡眠不足、飲酒、ストレス、人ごみなどの環境に加え、頭痛を誘発する食品も避けることが大切です。
また、寝過ぎも片頭痛の要因となるといわれているので、注意が必要です。
片頭痛の前には、前兆が起こる場合があります。
前兆を感じたら、まずは横になることです。音や光に過敏になるので、カーテンを閉めたり、暗い静かな環境の中で休んでください。また、最もポピュラーな対処法ですが、片頭痛は患部を冷やすと痛みが和らぎます。
血管拡張型の頭痛なので、冷やすことにより、血管を収縮させて痛みを鎮めます。
少し意外ですが、一杯のコーヒーが片頭痛を和らげてくれるということもあります。紅茶や緑茶も同様ですが、これらの飲み物に、カフェインの成分が含まれていることは良く知られています。
そして、鎮痛薬の中にも、カフェイン成分が配合されているものが多く、このカフェインの中には、中枢興奮作用、骨格筋への作用、利尿作用、脳の血管への作用、等の作用があります。
また、片頭痛の人の傾向として、マグネシウムとビタミンB2の栄養素が不足しているというデータがあります。
マグネシウムを多く含む食品としては、玄米、納豆、豆腐やヒジキ、緑黄色野菜や、葉物野菜が上げられます。ビタミンB2は、レバー、鰻、たらこ、卵黄などに多く含まれています。片頭痛の方は、少し意識してこれらの食品を摂取するように心掛けてみてください。片頭痛のメカニズムは、まだ充分には解明されていません。
お風呂に入って暖めたりすると、かえって酷くなるように、ローリング療法でも、患部にさわったり、頭部の血行を良くすると、痛みが増す場合があります。ですから、ローリング療法では、末梢ローリングを中心に治療して様子を見ていきます(※下図2参照) (ローリング新聞より抜粋)
次回は、緊張型頭痛と、群発性頭痛、及び頭痛のまとめとして、3種の頭痛の違いや薬の服用方法などについてもご説明したいと思います。