- ローリング療法について
- 2021/6/28
免疫力UPへ❗️頭痛②【緊張型頭痛】のお話
〇肩こり・首こりがひどくなると頭痛がする
- 〇デスクワークが多く、目が疲れてくると頭痛がする
- 〇天気が悪くなると頭痛がする
- 〇頭痛薬が手放せない生理の前後に頭痛がする
当院ではこのような頭痛の症状でお悩みの方が来院されています。
Contents
ローリング療法では
ローリング療法は、【頭痛】に対応した部位に発生したしこり(*1)を取っていくことで、
どの関節が、どの筋肉が正常に動いていないのか、どの部分に発生したしこりが邪魔をしているのかを正確に見つけ出し、除去していくことで血流を良くし【頭痛】を改善に導きます。
お悩みの方の多くは、片頭痛、緊張型頭痛、群発性頭痛の3つの頭痛が主流となります(一次性頭痛)
(※1)しこりとは。。ローリング器で人体をくまなくローリングすると、体中にたくさんのしこりを見つけることができます。しこりの形状は実に多種多様で、肩こりのコリのような分かりやすいものから、体の奥深くの筋肉にできているもの、皮膚表面、関節の隙間、耳たぶ、指先にできるものなど実にさまざまです。特に、皮膚表面や耳たぶ、指先などのしこりは、ローリングをしてみないと発見が難しいほど細かいものなのです。しこりのできる原因は、ストレスで身体にいつも余計な力を入れている為に筋肉が慢性的に疲労している為や、内臓病変の反射、怪我の後遺症、疲労、スポーツ後の筋肉痛の放置等、いくらでもあるでしょう。できたしこりは自然に回復してくれるものもありますが、いつまでも身体に存在すると、色々な症状の原因になります。
ころころ整院では、頭痛の中でも、日本人に最も多いと言われている【緊張性頭痛・生理周期】の頭痛に対しての施術を行っております。⚠️それ以外の方(二次性頭痛・・・原因のある頭痛や命にかかかわる頭痛)に施術は行えませんので、専門的な医療機関を受診されることをお勧め致します。
初めてローリング療法を受けられる方の大半に、くすぐったさが見受けられます。このくすぐったさを感じる部分は、体の中でも特に血液循環の悪い部分です。大抵は1~2回の治療でこのくすぐったさは消失します。
ローリング療法では、痛みを感じる部分より、くすぐったく感じる部分の方がより血行が悪いと判断されます。その証拠に、治療をしてくすぐったさが消えると、徐々に軽い痛みを感じるようになります。これはくすぐったさが取れたことで、一段階、血液循環が改善されたことを意味します。↓↓
緊張性頭痛について
前回、お話した片頭痛が、ズキンズキンと脈動感があるのに対して、重苦しく締め付けられる感じがするのがこの頭痛です。
日本人に最も多いと言われているのがこの緊張性頭痛です。
痛み始めも終わりも分らず、ダラダラと続き、仕事を休んだり、寝込む程ではないので、頭痛を気にしながら仕事をしなければならない、とてもつらい頭痛です。
日本では頭重感といい、頭に石を載せられている、鉢巻を締め付けられている、というように表現されるのがこの頭痛です。
●緊張性頭痛のプロフィール●
・痛み方は様々で、20~30分で終わる場合もあれば、1週間続くこともある
・天気に左右されやすく、雨の日などに症状が起こることが多い
・片頭痛のように発作的ではなく、ダラダラとした症状が特徴
ところで、皆さんは、ご自分の頭の重さというものを、考えたことがありますか?
頭は意外と重く、大きな西瓜1個分、重さにして約4㎏と言われています。
ですから、うつむき加減で仕事をしたりすると、頸周りの筋肉が硬くなるのです。また、最近では、歯の噛合わせによる頭痛も多いと言われています。
眼精疲労、メガネの圧迫、なども原因の一つと言われています。
【緊張性頭痛はなぜ起こるのか? 】
主な原因は、仕事などのストレスです。ストレスと言っても、身体的ストレスと精神的ストレスとに分けられます。
■精神的ストレス■
緊張、不安、抑鬱などが長期間続くと「精神的ストレス」が溜まります。すると、神経や筋肉の緊張が高まり、痛みに敏感となり、頭痛が起こります。
あまり根を詰めず、適度に休憩を取り、深呼吸をしたり、軽くストレッチをしたりして、心身をリラックスさせるようにしましょう。
■身体的ストレス■
姿勢の異常など筋肉へのストレスにより、頸や頭の周りを取り巻く筋肉が萎縮して凝り固まった結果、重圧感を生じます。
この種の頭痛は、一日中コンピューターを使用するような、デスクワークのの方に多く、また、姿勢の悪さも緊張性頭痛の最大の原因です。
肩の骨の異常、なで肩(鎖骨低位)、直頚椎、逆湾曲椎なども引き金になります。
また、最近、枕を山のように積んで寝ている方も多いと聞きますが、枕の高さにも注意が必要です。一般では、高すぎるのは良くないと言われています。
緊張性頭痛は、まず「筋肉が凝って血行が悪くなる」→「疲労物質が筋肉に溜まる」→「首筋・肩こりがひどくなって痛む」→「頭痛の発生」という順で起こります。
姿勢が大切なのは前述しましたが、頭は重いので、デスクワークなどに代表される日常動作の中では、ついつい俯き加減の姿勢を取りがちです。
これをうつむき症候群とも言います。
前傾の姿勢では、首筋に5倍もの負荷が掛かると言われています。4㎏の5倍と考えれば、その負担の大きさは容易に想像がつきます。
対処法としては、正しい姿勢・首筋・肩等の運動をする、入浴して温める、ローリングをする、枕の高さなどの調整をする、等々。手を尽くして効果が得られない場合、最後の手段として薬に頼る、という具合ではないでしょうか。
では、どうしたら緊張性頭痛を防げるのでしょうか。
ここでローリング療法の出番です。
緊張性頭痛の解消には、筋肉をほぐせば良いのです。ビューティなどのローリング器で、首筋の後ろの肩甲挙筋や、僧帽筋などをローリングすることによって、筋肉がほぐれ楽になります。
【二種類の頭痛の比較】
前号でお話した片頭痛と、今回の緊張性頭痛とでは、異なる点が多く有ります。
ここでは、片頭痛と緊張性頭痛の違いを下段の表にまとめてみました。
実際には、両方の頭痛を併発して持っている人も少なくありません。それぞれの症状を良く知っておくことで、適切な対処が出来るようになります。
片頭痛の場合、患部への直接的なローリングはかえって症状を悪化させる恐れが強く、末梢など遠くからローリングすることが原則です。それに対し、緊張型頭痛では、首筋や肩など辛いところを直接ローリングすることで、症状を軽減させることが出来ます。
片頭痛 | 緊張性頭痛 | |
---|---|---|
痛む場所 | 主に側頭部 | 主に後頭部痛み方 |
痛み方 | ズキンズキンと脈打つように | 締め付けられるように |
暖めると | 痛みが増す | 楽になる |
動かすと | 痛みが増す | あまり変わらない |
頭痛に伴う症状 | 吐き気、嘔吐光や音に対する過敏化 | 肩こり、めまい など |
症状の出る頻度 | 一ヶ月に 2~3回 | 毎日起こる場合もあれば、数日~数週間続く場合もある |
これらの違いは、頭痛に対して適切に対処する為に、非常に重要なことです。
暖めるべきか冷やすべきか、ローリングをした方が良いのか、安静にすべきなのか・・・など。
まずは頭痛の症状を見極め、状態に合わせた対処をするよう気を付けて下さい。(ローリング新聞より抜粋)
※次回は、群発性頭痛を取り上げ、更に、頭痛全般のまとめをしたいと思います 。