- ローリング療法について
- 2021/7/21
免疫力UPへ❗️【アレルギーとは?】免疫シリーズ全5回
Contents
アレルギー(自己免疫疾患)
前回は、外敵が体内に侵入した際の簡単な免疫反応についてお話しました。
つまり、いい面についての免疫―生体防御反応、体内に外敵が侵入して白血球、リンパ球、抗体等が協力して外敵を排除する―についてでした。
今回は、悪い面についての免疫についてお話しようと思います。
現在「難病」と言われる大部分は自己免疫疾患と呼ばれる病気です。
ローリング療法の特徴【免疫力アップ】🙆
ローリング療法は、【免疫力アップ】に対応した部位に発生したしこり(*1)を取っていくことで、どの関節が、どの筋肉が正常に動いていないのか、どの部分に発生したしこりが邪魔をしているのかを正確に見つけ出し、除去していくことで血流を良くし改善に導きます。
(※1)しこりとは。。ローリング器で人体をくまなくローリングすると、体中にたくさんのしこりを見つけることができます。
しこりの形状は実に多種多様で、肩こりのコリのような分かりやすいものから、体の奥深くの筋肉にできているもの、皮膚表面、関節の隙間、耳たぶ、指先にできるものなど実にさまざまです。特に、皮膚表面や耳たぶ、指先などのしこりは、ローリングをしてみないと発見が難しいほど細かいものなのです。
しこりのできる原因は、ストレスで身体にいつも余計な力を入れている為に筋肉が慢性的に疲労している為や、内臓病変の反射、怪我の後遺症、疲労、スポーツ後の筋肉痛の放置等、いくらでもあるでしょう。
できたしこりは自然に回復してくれるものもありますが、いつまでも身体に存在すると、色々な症状の原因になります。
免疫とは、病気を防いだり、病気を治そうとしたりする働きのことです。「感染からの防衛」、「健康維持と増進」、「老化と病気の予防」が免疫の主な働きです。免疫力を一言であらわすならば、「生きる力」、人が健康に生きるためのシステムが免疫だと考えていただくとわかりやすいでしょう。
免疫力が下がると、細菌やウイルスなどの病原体やがんから、体を守る防御能力が落ちてしまいます。
他院と『ここ』が違う!ローリング施術のポイント👌
ローリング療法は、全身に発生したしこり(*1)を取っていくことで、血流を良くして免疫力アップのサポートをしていきます。
例えば、【風邪を引かない=健康】とは思いません。
自分に対して敏感な体をつくり、風邪を引いても長引かせず、不調を感じる前に自己管理のできる体をつくっていくことこそ、本当の健康体といえると考えています。
但し、免疫力アップ、根本的改善は、1度やっておしまいという訳にいきませんので、その方の状態に合わせて定期的な調整が必要になります。その際、同時に骨盤調整だけでなく肩こり、首コリ、腰痛、背中の痛みも一緒にケアしていきます。
私自身も、不摂生で10代からホルモンバランスの調整が上手く出来ず、肩こり、首コリ、頭痛、腰痛から始まり、便秘、下痢、胃痛、胃腸炎、蕁麻疹、イライラ、不眠、うつ症状、生理痛・生理不順・婦人病・卵巣嚢腫、手の痺れ、股関節の痛みなど、あらゆる症状に長年悩んでおりましたが、ローリングに出会い、体質改善していくことで今では全て改善され不安もなく過ごしています。
年は若くても現在よりも10代、20代の時の方が免疫力は低下していたと思います。
もっと詳しく知りたい方は是非こちらへ
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【免疫】の悪い面について
例えば 、慢性関節リュウマチは滑膜、軟骨が自分の免疫細胞に攻撃を受けて炎症を起こし、関節が腫れて痛み、変形する病気ですし、腎臓を攻撃すればネフローゼ症候群、甲状腺ならばバセドウ氏病、筋肉なら、筋無力症等数え 上げたらかなりの数になります。
すべて「難病」で今の医学をもってしても完治は難しい病気ばかりです。
もうひとつアレルギー疾患も同じように免疫の機能が悪い方に働いた時に起こす病気です。代表的な疾患は今や国民病とまで言われる花粉症でしょう。年々、花粉の量が桁違いに増え、花粉症の人にとっては悩みがつきません。
今回は花粉症を題材にして、免疫機構の悪い面をお話しさせて頂きたいと思います。
花粉症はなぜ起こるのか?
有力な犯人の一人としてIgeと言う抗体がいます。
もともと抗体は[私は麻疹にかかったことがあるから、もう免疫が出来て二度とかからないよ]と言うように一度感染した病気の原因となる菌など(抗原といいます)が、体内に侵入したときすばやく反応して抗原にくっつき排除してしまう武器なのですが、たいして体に悪さをするわけではない花粉に反応して、花粉を排除しようとするためにくしゃみ、鼻水、目のかゆみ、といったあの花粉症独特の嫌な症状を起こしてしまいます。
抗体を作るたんぱく質を免疫グロブリンといいます。
種類によって頭文字をとってIgM,IgD,IgA,IgGそして花粉症を起こすIgEの5種類があります。
上段の図を参照しながら簡単に花粉症の起こるメカニズムを見てみましょう。
まず、花粉が粘膜等にくっつきます。
体は、花粉を敵と判断し花粉と言う抗原に対し抗体を作ります。
このときBリンパ球が変身して抗体産生リンパ球となりIgEを作り出します。
この花粉に対する抗体IgEは肥満細胞(肥満とは関係ありません。細胞の中にヒスタミン等沢山の化学物質が詰まっているのでこう呼ばれています)にくっついて次に花粉が体内に侵入したらすばやく排除してやろうと待ち構えています。
さて、花粉が再度侵入してきました!
抗体は先ほど述べた肥満細胞を刺激してヒスタミン、ロイコトリエン等の化学物質を放出、この科学物質により鼻水、くしゃみ、涙、血管拡張等の作用で花粉を排除しようとします。
花粉症の完成?となります。
つまり、花粉症は病気と言うより、体を守るため免疫システムの過剰な反応と言っても良いかもしれません。
何故こんなに花粉症が急激に増えてきたのでしょう?
昭和40年前後に突然患者が増え始め、今では国民病とまで言われています。
諸説は色々ありますが、原因を1つにしぼるのは無理があります。
♦公害の為、空気汚染が進み、花粉と共に体内に入って無害の花粉を有害にしてしまった(この作用のことをアジュバンドと言います)。
♦植林された杉が大量に育ち、花粉を大量に放出するようになった。
♦細菌感染が減った。
♦寄生虫の感染率が減った。
‥が原因としてあげられると思います。
細 菌 感 染 が 減 っ た の は 日 本 人 が 清 潔 に な っ た た め で し ょ う か ?
♦抗菌グッズの普及
♦子供が怪我をして膿んだりしない
♦青鼻を流した子供はいない
♦抗生物質の大量使用(人間が使うだけではなく魚、肉にも大量に入っています)。
そうです!日本人は綺麗にナッチャッタ?のです。
そして弱くなった!のです😢
私が東洋医学の勉強を学校でしていた頃(約30年前ですが)試験で白血球の数は7000が正解でした。いつの間にか4000でも正解になっています。
外敵から体を守ってくれる白血球の数が減っている人が多くなってきて、4000でも正解になったのでしょう。細菌感染が減ったことを示していると思います。
前回のお話(免疫とは?)の続き
何となく花粉症の原因の一端が見えてきたように思いませんか??
前回のお話でTリンパ球がからだの司令官と書いたのですが、実は大きく分けて2種類あり、細菌感染に強いTh1型と抗体生産に強いTh2型に分けられます。
昔のように常に細菌感染を受けているとTh1型が増えTh2型の増殖が抑えられます。
現在は逆の人が多くなりIgEといわれる抗体を造りやすい体になってしまった、というわけです。このIgE抗体、実を言うと何のための抗体かよく分かっていません。
有力な説に寄生虫に対する抗体と考える学者もいます。
昔は寄生虫なんて誰でもいたのです!
昔の遺跡を発掘していてここがトイレだったと確定するのに寄生虫の卵の痕跡を見つけると聞いたことがあります。
1950年代、回虫感染率は60%を超えていました。今や0.2%にすぎません。
♦敵がいなくなったIgE抗体
♦抗体を作りやすくなったからだ
♦大量に放出される花粉
♦アジュバンド(公害の為空気汚染が進み、花粉と共に体内に入って無害の花粉を有害にしてしまった作用のこと)として働く大気汚染
何となく花粉症の原因の一端が見えてきたように思いませんか??
最初に書きましたように、花粉がたくさん飛ぶと予想されていますので、花粉症に効くとされる様々な物が毎年売られるでしょう。
しかし自分の体を守る免疫システムがこの症状を作り出しているために、これで治ると言う方法は残念ながらありません。
自分に合った方法を探すのも一つの手かもしれません。
ローリング療法でも完全には治せませんが、経験として症状を軽くはできるようです。
次回は『ガンと免疫について』にしようと思います。 (ローリング新聞より抜粋)